「フルートの女神」- Korea Times, 韓国
「ジャスミン・チェイは改革者だ」- Philadelphia Inquirer,アメリカ
「ジャスミン・チェイの演奏を聴いた人は、フルート演奏の全く新しい次元に触れるだろう」 日本経済新聞, 日本
「音楽史上最高のフルーティストの一人」- Sinfini Magazine, イギリス
「フルートの女神」と絶賛されるジャスミン・チェイは、伝統と革新を融合した魅力あふれる演奏で、クラシック音楽の新しい聴衆を開拓し続けているフルーティストです。
韓国のクラシック音楽一家に生まれたジャスミン・チェイは、幼少期からピアノやヴァイオリンを通じてクラシック音楽に親しみ、9歳でフルートを始めた。その後、アメリカ名門カーティス音楽院(全額奨学金)、ジュリアード音楽院に入学し、ニューヨーク・フィルの首席奏者である故ユリウス・ベイカー最後の門下生となった。卒業後、ウィーン交響楽団の首席フルート奏者(ファビオ・ルイージ音楽監督時)や、シンシナティ交響楽団の副首席フルート奏者(パーヴォ・ヤルヴィ音楽監督時)を歴任した。
これまでに、ウィーン交響楽団、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、ベルリン交響楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、フィラデルフィア管弦楽団、ソウル・フィルハーモニー管弦楽団などと共演し、パリ、ウィーン、ロンドン、ニューヨーク、東京、ソウル、香港などでリサイタルを開催し好評を博している。
2024-2025年シーズンには、ジュネーブ室内管弦楽団、セントポール室内管弦楽団、デュッセルドルフ交響楽団、ヴュルツブルク・フィルハーモニー管弦楽団、ハイファ交響楽団、世宗ソリスト、パシフィック・フィルハーモニア東京、韓国国立交響楽団、マカオ管弦楽団との共演や、ピアニストのキット・アームストロング、ヒュー・スン、ハープ奏者のヨハンナ・シェレンベルガーとのツアーを予定している。
ソロアルバムには「Fantasies(名曲集)」、「モーツァルトの協奏曲と四重奏曲」、クロード・ボリングのジャズ組曲、ブラームス、シューマン、ライネッケ(ソニー・クラシカル)などがあり、他にもライブリサイタルやトリオ即興演奏、パガニーニ、ライヒャルト、クラークのシングルアルバムをリリースしている。
メンデルスゾーンやチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を独自の編曲で制作し続け、20曲以上のフルート協奏曲の初演を行い、自作の編曲をTheodore Presser Companyから出版。タファネル&ゴーベールの「17の毎日練習曲」の新版も含まれる。
2021年には軽量かつ耐久性に優れたフルートケース「Jasmine Choi Flute Case」を開発。また、初心者向けのフルート教本(Seoul Music Publishing)を出版し、ベストセラーとなりました。さらにフルートの演奏書シリーズも執筆。
教育者としても活動しており、ジュリアード音楽院、カーティス音楽院、ウィーン国立音楽大学などでマスタークラスを開催。カーネギーホールのナショナルユースオーケストラやサラソータ音楽祭でも指導しています。
現在オーストリアを拠点に、演奏活動とデジタルコンテンツ制作を両立。コロナ禍中にはYouTubeで上級者向け教育動画やクラシック音楽家へのインタビュー動画を配信。ピアニストとのコラボレーションを通じて若手音楽家のキャリアを支援しています。
2018年の平昌冬季オリンピックの祝賀イベントでも演奏を披露し、故郷・大田(テジョン)の大田文化芸術財団の大使を務めています。YouTubeチャンネル「Jasmine Choi」は登録者10万人を突破し、2600万回以上の再生を達成。ニューヨーク・クラシカル・プレイヤーズのアーティスト・イン・レジデンスとして3シーズン連続で活動し、ソウルの世宗文化会館の40周年記念シーズンオープニングを飾った。
(updated in Dec.2024)